商品を売りたければ商品を売らない
こんにちは、けいとです。
世の中には同じ商品でも価格がまったく違うものが存在します。
例えば、美容院、コーヒー、ご飯…
なぜこんなに価格が変わってくるのでしょうか?
本記事では、このなんで同じものでも価格がこんなに違うのかという部分について解説していこうと思います。
では、早速行きましょう!
商品を売りたければ商品を売らない
美容院を例にしてみると、カットが1万円のところもあれば、1000円のところもあると思います。
なぜ同じ髪を切るというサービスでも値段がここまで違うのはなぜか。
それは、ブランディングがあるからです。
髪を切るという商品に価格を付けてるのではなく、そのほかの付加価値に価格を付けているのです。
髪を切るという技術の価値はどこも1000円です。
その他のおしゃれな店内、リラックスできる空間、サービスなどの付加価値に5000円、10000円を払っているのです。
もっとわかりやすいところでいうと、スタバとマックのコーヒー。
スタバは1杯500円、マックは1杯100円くらいすると思います。
私たちはなぜ1杯500円のスタバのコーヒーを買うのでしょうか。
もちろん味が違うという人もいると思いますが、多くの人は500円と100円のコーヒーの味の違いなんてわからないと思います。
私たちはコーヒーの味にお金を出しているのではなく、500円のコーヒーを飲んでいるというステータス、ゆったりできるスペースなどの付加価値にお金を出しているのです。
繰り返しになりますが、コーヒーを売りたければコーヒーを売らないことが重要なのです。
ブランディングとはなにか
ブランディングとは、相手からあなたのことが好きと言われることです。
ようするに、自分自身のファンを作るということなのです。
ブランディングは大きく4つに分けられます。
それが以下のとおり。
- コーポレートブランディング
- プロダクトブランディング
- マーケティングブランディング
- セールスブランディング
順に解説していきます。
コーポレートブランディング
コーポレートブランディングとは、会社の信頼につながるブランディングのことです。
会社の顔とも言えるホームページやパンフレット、ロゴ、資本金、代表者など、どんな会社なのかというブランディングのことです。
プロダクトブランディング
プロダクトブランディングとは、商品のブランディングのことです。
商品の価格、パッケージのデザイン、その商品を使うとどんな効果があるのか、などの商品のブランディングです。
マーケティングブランディング
マーケティングブランディングとは、どう広めていくかのブランディングのことです。
ターゲットはどんな人たちなのか、どんなメディアに広告を出すのか、SNSの運用、キャッチコピーなどといったマーケティングに関するブランディングのことです。
セールスブランディング
セールスブランディとは、どうやって販売していくかのブランディングのことです。
どうやって販売していくのかというようなブランディングのことです。
ブランディングは競合を作らないこと
もし美容院を経営しているとして、髪を切ることが仕事だけど、髪を切ることを売らないというところがポイントになってきます。
先ほど紹介したコーポレートブランディングを活用すると、○○だけど○○ではないというブランディングです。
つまり、美容院だけど美容院じゃないというブランディングをするということです。
いきなりですが、Googleってなんの企業かご存じでしょうか?
みなさんのイメージだとIT系のテクノロジー企業という感じでしょうか。
ですが、Googleの90%の売上は広告収入なんです。
でもGoogleは自分たちを「広告会社です!」とは言っていません。
もしGoogleが広告会社だと言ってしまうと、競合が増えてしまい、価格競争になってしまうなど、ブランディングになりません。
なので、こうやって自社のブランディングをしているのです。
商品よりも付加価値を意識する
ということで今回は、商品を売りたければ商品を売らないというお話しをしました。
これがブランディングにつながるのです。
商品以外の付加価値の部分に価値を感じてもらうことが重要なのです。